2019年6月3日月曜日

水防訓練2019

令和元年6月2日(日)水防訓練が実施されました。大雨シーズンを迎えるにあたり、各種水防工法の技術と水防知識を習得し、有事に備えることを目的としています。

これまで水防訓練といえば、消防団員向けの「土のう作り」や「各種工法」の実施訓練が多かったのですが、今回は各家庭でもできる「簡易水防工法」が紹介されました。

実際の訓練映像はないのですが、他の自治体が啓発動画をアップされていましたので、参考にさせて頂きました。

【実施内容】
 ① 土のうの作成
 ② 改良積み土のう工法
 ③ 簡易水防工法

① 土のうの作り方


② 改良積み土のう工法(Ⅱ)

作成した土のうを積み上げる工法の一つです。(参照 ⇒ 水防訓練2015

従来の改良積み土のう工法から「」を省略しており、舗装された堤防上や杭が打ち込めない場所でも有効。


従来の積み土のう工法は、下記画像のように「杭」をバンバン打ち込むやり方でした。舗装されていない土手や堤防などには強度的にも有効ですが、アスファルトやコンクリートなど杭が打ち込めない場所では、今回実施した「改良積み土のう工法(Ⅱ)」が有効です。



簡易水防工法

 ⇒ ゴミ袋ダンボールブルーシートを利用した「簡易水防工法」です。

一般家庭での水防にも「土のう」が有効なんですが、

  • 予め準備しておかないといけない
  • 重たい
  • 置き場所に困る
  • 保管していてもすぐに破けてしまう
  • 処分方法が判らない … etc.

の問題も多く、実際に冠水し始めて慌ててしまうことも多いのではないでしょうか。

今回実施された「簡易水防工法」はどのご家庭にもある「ゴミ袋」や「ダンボール」を利用した工法なので、従来の土のう工法の問題はクリアできると考えます。

他にも「ポリタンク」や「プランター」、「止水板」を利用した工法もあるので、是非覚えておいて万が一の時に活用して頂きたいと思います。

ブルーシート」はいろいろ使い道があるので、お持ちでない方は検討してみて下さい。


※ クリック or タップで拡大します!




以下、入間市危機管理課鈴鹿市防災危機管理課の防災啓発動画です。「簡易水のう工法」について詳しく解説されていますので参考にして下さい。



入間市危機管理課の動画にありますように、「土のう」も「簡易水のう」も軽微な浸水を防ぐことと、避難するための準備時間を稼ぐための一時的なものに過ぎません。設置したからといって浸水被害を完全に防ぐことはできません。

浸水が膝の高さを超える場合あるいは、それが予想できる時は、土のうや簡易水のうを積み上げる前に「命を守る行動」を第一に考えて下さい。



2017年9月25日月曜日

台風18号 東山・継支部水防ドキュメント


9月17日(日)
  • 14:00 八家川防潮水門閉鎖(木場)
  • ??:?? 排水機稼働(木場)
  • 18:00 排水機稼働により八家川の水位低下(ポンプの実力に感心)
  • 19:00 鯉塚分団長、山田副分団長、岸本部長、福田班長、白井班長待機
  • 20:30 消防自動車で巡回
  • 20:40 東山・継支部団員招集 ⇨ バリケード設置し交通整理
  • 20:40 自主防災会ポンプ稼働
  •  ~  豪雨
  • 21:20 小降り
  • 21:51 姫路(飾磨)満潮:169cm(潮位表基準面表示)
  • 23:00 雨あがる

明田から東山に抜ける道で車が冠水により立ち往生。運転手の要請によりレスキュー隊出動。継でも冠水した道路に車が突っ込み、レスキュー隊、継支部団員により救助。


9月18日(月)
  • 00:00 水が引かない、むしろ増えている(柿東地区)
  • 00:00 交番南水路ほとんど流れていない
  • 00:10 辰巳宅前(吾平東50m)南へ流れている(西浜畑ポンプ)
  • 00:30 八家川ゆっくり流れている、堤防まで20~30cm
  • 00:40 分団長へポンプ稼働しているか問い合わせ
  • 02:30 防潮水門を70cm開いたとの連絡を受ける
  • 03:00 ようやく引き始める
  • 03:40 旧山田たばこ店前~明田口バリケード撤収
  • 04:00 最後のバリケード撤収(川西宅前)

浸水面積や床下床上浸水被害の詳細については、後日、姫路市、自治会より報告があるかと思いますが、東山・柿東地区では過去最高の冠水範囲となりました。

新設された防潮水門および排水機の稼働により、八家川の水嵩が上がる時間が稼げたのは確かですが、「焼け石に水」の感が否めません。潮位も高潮警戒基準(1.8m)に迫る勢いで、18日 00:00に、糸引校区にも避難準備・高齢者等避難開始が発令されました。

しかし、何かスッキリしません! 

台風が長時間居座っていたわけでもなく、八家川や市川が溢れかえっていたわけでもないのに、満潮時間を過ぎ、台風が離れていってもこんなに水が引かなかったのは、これまでの経験で初めてです。過去の台風情報(短時間雨量、潮位… etc.)と単純に比較することはできませんが…団員が現場で考えていたのは「何かおかしい」ということでした。おそらく町民の方もそうだったと思います。

人員、報告、連絡、資器材、操作、想定外の台風だった… etc. もし何らかの問題があったのならそれらを明らかにして、改善できることは改善して今後の対策にして頂きたいです。消防団でも意見をまとめておきます。


◆ 台風18号_気象庁潮位観測情報(姫路飾磨)

※ 画像をクリックして拡大して下さい!


◆ 台風第18号に伴う対応及び被害について
http://www.city.himeji.lg.jp/var/rev0/0107/3228/2017919154031.pdf

  • 主な雨量(参考)
    • 家島(総雨量) ⇨  181.0 mm
    • 時間最大雨量  ⇨  74.0 mm(17日 20時~21時)



◆ 計画高潮位

今年(2017年)竣工した防潮水門(木場)は、平成16年8月の台風16号で記録した潮位232cm(姫路市過去最高潮位)を基準に設計され、計画高潮位は300cmとなっています。

(※ 計画高潮位とは、想定される最大規模の台風の襲来等により、高潮が発生した時の海面の上昇と、満潮位を足したもので、高潮対策施設の計画の基準とするもの。)


2017年8月6日日曜日

消火栓のペンキ塗りを実施しました

東山支部で6年ぶりに消火栓のペンキ塗りを実施しました。

2011年、前回実施の様子





分団員の皆さんには、有事の際にも慌てず速やかに行動出来るよう日頃からの確認をお願いします。火災発生時は、消火栓マップ を利用して下さい。

尚、消火栓上の駐車は厳禁です。 町民の皆さんにもご協力頂けるよう声掛けをお願いします。


2017年7月2日日曜日

エンジンが・・・

消防車のエンジンがかからん!
車検したばかりやのに、何でやねん。
バッテリー液が減っていたので急遽補充しました。






2017年6月18日日曜日

防火井戸の水抜き実施

毎年梅雨前に防火井戸(水槽)の水抜きを実施しています。
新人のポンプ操作の実習も兼ねています。

  1. 日東社前
  2. ラクティ白井前
  3. 明神山(大歳神社)下
  4. 東山公民館前


2.ラクティ白井前






3.明神山(大歳神社)下


4.東山公民館前



写真は無いんですが、日東社前の防火井戸(水槽)が一番汚い。消火栓が近くにあるので万が一の火事でも使うことは無いと思います。