2015年9月12日土曜日

防災訓練 2015(継支部、東山支部)

9月6日(日)各支部で防災訓練が行われました。雨天の為中止する支部もある中、継支部では、AEDを使用した救命救急訓練、北原支部では防災マップを利用した避難所の説明、東山支部では負傷者の搬送訓練を実施しました。


◆ 継支部の救命救急訓練 

約50名が訓練に参加し、白浜分署の皆さんに指導を受けました。

昨年兼田支部も同様の訓練を行いました。(その時の様子はこちら ⇒)その時にも記載したのですが、自動体外式除細動器(Automated External Defibrillator;AED)を使う時は絶対に躊躇してはいけません。

AEDには「診断機能」が付いています。心室細動以外の不整脈心停止、あるいは呼吸や意識がある場合など、電気ショックが必要のない場合にはボタンを押しても電気は流れません呼吸が無い場合はもちろん、様子がおかしい場合、よく判らない状態であっても、落ち着いてとにかく実施することが命を助けることに繋がります

今回の訓練が万が一の時に役に立つことになればと思います。




※ 糸引校区周辺のAED設置場所はこちらです。糸引公民館と糸引保育園の2つ?…だけ。というか、糸引校区の設置場所少なくありませんか? こういうことは誰に相談すれば良いんでしょうね?



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◆ 東山支部の搬送訓練 

東山支部では、川東地区は大歳神社、柿西・柿東地区は糸引小学校にそれぞれ「隣保単位」で避難して頂いた後、「けが人の搬送方法」について、消防団が説明、実演を行いました。雨天で足元が悪い中多くの方に参加して頂き、ありがとうございました。m(_ _)m

当日バタバタしていて写真を撮ることをすっかり忘れておりました。


「雨天決行」と事前に連絡していたものの、搬送訓練を雨の中やる訳にもいかず、大歳神社会場では、急遽、拝殿での実施となりました。会場が狭い上に雨降り、消防団の準備不足も相まって、満足いくようなものにはなりませんでした。もっと多くの方に体験して頂きたかったのですが… 少し残念な訓練になってしまいました。

災害は晴れた日の昼間に起こるとは限りません。天候に関わらず計画したことはキチンと実施しないと… 消防団からも意見を言うべきでした。反省…

次回も「発災対応型」の防災訓練の予定です。多くの方に体験して頂けるよう工夫したものにしたいです。


2015年6月7日日曜日

水防訓練 2015

飾磨消防署主催の水防訓練が飾磨消防署敷地内で行われました。2012年~昨年までは新しい試みとして、ライフジャケット装着及び着衣泳訓練 ⇒ でしたが、今年から土嚢を作っての各種積み上げ工法の実践訓練に戻りました。


参加団員全員で土嚢400個作成。「3段積み土嚢工法」、「釜段工法」、「せき板工法」、「市街地溢水工法」を実施。糸引は3段積み土嚢工法を担当しました。

訓練は実際に参加しないと意味がないのですが、各種工法がどんなものか参考になるページがありましたのでご紹介します。非常に判りやすくまとめられているページです。

一般財団法人 北海道河川財団 ⇒

※ 下記画像をクリックすると詳しい工法の説明リンクにジャンプしますので確認してみてください。

① 木流し工法
※ 画像をクリックして下さい!

② シート張り工法
※ 画像をクリックして下さい!

③ 月の輪工法
※ 画像をクリックして下さい!

④ 釜段工法
※ 画像をクリックして下さい!

⑤ 積み土嚢工法
※ 画像をクリックして下さい!

⑥ 改良積み土嚢工法
※ 画像をクリックして下さい!

⑦ 水マット工法
※ 画像をクリックして下さい!


(引用サイト ⇒ 一般財団法人 北海道河川財団 水防工法テキストページへ

林野火災 第一出動

5月28日 13:48 東山 林野火災で第一出動が掛かりました。(@_@;)

  • 消防職員:「地元の方、この山は何という山ですか?」
  • 分団員:「えっ! なんやろ?」
  • 消防職員:「・・・」
  • 分団員:「長老に聞いてみて」
  • 長老:「しょうのやま」
  • 分団員:「初耳です (;^_^A 」


火災現場は東山地区の「青山」。

「青山」と書いて「しょうのやま」と読むそうです。

地元に居ても判らないことだらけです。「しょうのやま…」 (・・;)




山上まで燃え広がらなくてよかったです。


2015年4月5日日曜日

消防ポンプの運用 ~ 圧力設定 ~

消防団に入って一番戸惑うのがポンプの扱い方ではないでしょうか。先輩団員から説明を受けても、必要に迫られないからか、直ぐに忘れてしまいます。

ポンプ車操法に出場したメンバーは繰り返し訓練をするので、基本的な動きは身に付くのですが、機関員(4番員)以外はポンプ操作をしないので、案外判らないものです。


実際の火災現場でも水利から火点までの距離が近い場合は、展張ホースも少なく、4番員を経験した団員なら操作は朝飯前だと思いますが、林野火災で他分団や消防署車両との「中継操作」になると戸惑ってしまいます。


何故なら、展張ホースの「本数」や「寸法」、「標高差」等も考慮して、無線連絡を取り合いながら操作しないと、消火に必要な圧力や水量を筒先まで送ることが出来ないからです。


経験豊富な機関員は勝手知ったもので、難無くこなしてしまいますが、水力学やポンプ運用に関する知識が無いと、ベテラン団員でも「中継操作=難しい」と感じてしまいます。

また、若手団員への実習の機会として、春の火災予防運動期間中に行われる年に一度の貴重な合同訓練の場も有意義なものになっていないのが現状です。(2015年度合同訓練 ⇒ 


消防職員は「送水基準板」というホースの”放水量”に対する”損失圧力”と”ノズル圧力”をまとめたグラフを利用しているそうですが、これが中々読みづらい・・・ (最新車種に搭載されているポンプの操作パネルには放水量、反動力の他、送水圧力の上限… etc.も設定出来るので「送水基準板」は必要ない? のかも…)株式会社モリタ eモニタ ⇒


そこで、入団して日が浅い団員でも簡単にポンプ運用のシミュレーションが出来るページをアップしました。

現場で取る代表的な放水体形ごとに、条件さえ入力してやれば、机上で「筒先ノズル圧力」,「放水反動力」、水利元および中継車両の「送水圧力」,「放水量」を求めることが出来ます。


難しい「水力学」や「ポンプの構造」… etc.のお勉強の項目はすっ飛ばしています。取り敢えず現場で必要な数値しか求められませんが、参考にはなるかと思います。


2015年3月8日日曜日

「林野火災想定マップ」について

火災で一番厄介なのが ”林野火災(山火事)” です。何故なら他の火災とは異なり、風の影響を受けやすく、鎮火したと思っていても奥の方で "いこって" 再び火が付くことも多く、広く延焼してしまうと鎮火に数日掛かることもあるからです。


糸引校区が位置する灘校区は、東は「木庭山(小赤壁)」、「高坪山」から御着の「南山」、北は「麻生山」から「仁寿山」、西は「甲山」から「御旅山」に囲まれた地域で、昔から度々林野火災に見舞われてきました。

2013年1月に発生した御旅山の火災 では、ヘリコプター2基、消防車18台が出動する事態となり、鎮圧に2日を要しました。

近年は消防や自衛隊のヘリコプターを利用した空中からの消火も行われるようになりましたが、初期消火はやはり ”人海戦術” が力を発揮します。毎年春の火災予防週間(毎年3月1日~7日)には、林野火災を想定した近隣6分団との合同訓練が実施されます。(合同訓練2015合同訓練2014合同訓練2013合同訓練2012

訓練では各分団のポンプ車の停止位置や延長するホース本数も決められているので、余程のことが無い限り放水出来ます。しかし、実際の火災はどこで発生するのか判りませんし、ポンプ車の配置も現場に行かなければ判りません。そのため、その場その場での臨機応変な対応と他分団との迅速な連携が求められます。

そこで、実際の現場でも慌てず適切な判断をするためのガイドとして、「林野火災想定マップ」なるものを作成してみました。

内容は、麓の消火栓あるいは自然水利から頂上(or 分岐点)までの 「距離ホース本数(概算)」「最大標高差想定所要時間(徒歩)」… etc. ですが、スマホ or タブレット端末等、GPS に対応している機種であれば、現在位置も確認出来ます。

過去の合同訓練実施場所や実際に発生した火災現場までのルートも掲載しています。机上でのシミュレーションではありますが、いざという時の、ある程度の予備知識として、また、実際の現場でも活用出来るのではないかと考えています。

林野火災想定マップはこちらから


2015年3月2日月曜日

六分団合同訓練 ~春の火災予防週間 2015~

春の火災予防活動 に伴う行事の一環として、林野火災を想定した六分団(妻鹿、白浜、糸引、八木、的形、大塩)の合同訓練が飾磨消防署大的出張所指導のもと、福泊青少年キャンプ場で行われました。


雨の中の合同訓練は初めてです。たぶん…

感想はいつもと同じです。(-_-;) 下記リンク参照下さい。

※ 合同訓練2014の様子はこちら ⇨
※ 合同訓練2013の様子はこちら ⇨
※ 合同訓練2012の様子はこちら ⇨

何故計画通りに出来なかったのか、詳しい説明があっても良かったのではないでしょうか… 何のための訓練?… (;´д`)トホホ…

2015年2月8日日曜日

奥山 土手焼き 2015

8日、恒例の奥山地区の土手焼きが行われました。

奥山地区の土手焼きが実施されました。土手焼きの目的は、池周辺の荒廃と空気の乾燥による自然発火の防止と言われています。

消防団は、飛び火による火災を防ぐため、事前に池周辺の木々に、事後は燻っている所に入念に散水するのが仕事です。








参加頂いた奥山自治会の皆さん、住民の皆さん、団員の皆さん、お疲れ様でした。m(_ _)m


2015年2月6日金曜日

糸引校区 防災学習

1日、糸引校区自主防災会、糸引小学校PTA主催による防災学習が開催されました。


【内容】
  1. 兵庫県立舞子高等学校 環境防災科の皆さんの防災講話
  2. 自衛隊広報の皆さんによる防災講話
  3. 陸上自衛隊 姫路駐屯地の皆さんによる災害派遣時の炊き出し実演
  4. 陸上自衛隊 装備展示
  5. 糸引分団 消防ポンプ車展示



◆兵庫県立舞子高等学校 環境防災科3年 成尾春輝さん、丸岡佑亮さんによる防災講演。

恥ずかしながら今回の防災学習の話があるまで舞子高校 環境防災科の存在を知りませんでした。m(_ _)m

ボランティア活動、特殊支援学校との防災交流、被災地支援(募金活動)、被災者との交流など、さまざまな校外学習を通して「防災」や「環境」に関わる課題に取り組まれていることがよく判りました。


【講演時の防災クイズ】

① 災害用伝言ダイヤルは何番にかけたら良いでしょう? (答)171

② 非常用持ち出し袋には何日分の食料を準備するべきか? (答)3日分

◆自衛隊災害派遣についての講話(自衛隊兵庫地方協力本部 大谷渉外広報室長)




東日本大震災時の被災地における自衛隊の皆さんの救援、救助活動、福島原発への対応、生活支援活動には頭が下ります。もっとマスコミで報道されるべきだと思います。

講話の最後に「何かあった時には自衛隊は必ず駆け付けます」という言葉が心強かったです。 

◆陸上自衛隊による炊き出し実演(カレーライス 1,000食分)




◆陸上自衛隊 装備展示
普段見ることが出来ない特殊車両におっさん連中も興味津々 (@_@。



◆糸引分団車両展示



◆当ホームページのパネル紹介
ドサクサに紛れて当ホームページの紹介パネルも展示させて頂きました。

舞子高校の講演にもありましたが、地域防災には「日常的な地域の繋がり」が大切です。「自助」はもちろん、災害時は「共助」や「近助」の差が生死を分けるのだということが改めて実感出来ました。

冒頭、姫路市 中杉教育長が言われたように、今回のような地域をあげての防災教育・防災学習が新しいモデルケースとして啓発されていくことは有意義なことだと思います。

糸引地区でこのような防災学習の場を設けて頂いた関係者の皆様に感謝致します。


2015年1月13日火曜日

姫路市消防出初式 2015

姫路市消防出初式に参加しました。

姫路西消防団、安富町消防団による梯子乗り、幼年消防クラブによる阿波踊り、消防音楽隊によるドリル演奏、消防局高度救助隊、特別救助隊によるレスキュー実演、消防局消防隊の一斉放水など、見どころ一杯の式典でした。

特に消防隊の一斉放水は、今までにないパフォーマンスでカッコ良かったです!「一世風靡放水」最高! (^^♪



2015年が災害のない穏やかな年になりますように・・・