2012年1月29日日曜日

ポンプ車 揚水操作の実地訓練


文化財防火デーでの放水訓練の後、昨年新しくなったポンプ車の操作について、講習が行われました。

新ポンプ車は、㈱モリタ 製で、『e-モニタ』 というポンプ操作装置が搭載されています。 e-モニタは、自動揚水装置とチェックモニタ装置で構成されており、消火活動をより簡単、迅速、確実にするための機能が装備されています。

しかし、旧ポンプ車に比べ、若干癖があるため、今回の講習となりました。


※ 無圧水利(防火水槽、池・川などの自然水)を利用する場合

◆ 実地訓練


1) 上記ビデオで、揚水時にスロットルダイアルを回していますが、ダイアルは回さなくても揚水できます。

2) 揚水後の連成計の圧が - 0.03MPa となっていることから、ポンプ吸込口から吸管の先端までの高低差が約 3m ということになります。

3) 揚水完了後、待機する場合、『揚水表示灯』(クルクルまわっている中の表示灯)が消灯のまま(アイドリング状態)で待機していると、吸管との高低差がある場合、ポンプの圧が足りず落水してしまうそうです。

4) 『揚水表示灯』を点灯させるにはスロットルダイアルを 0.15MPa まで上げる必要があります。

5) 防火水槽などの自然水を揚水する時は、揚水完了後、スロットルダイアルを 0.15MPa まで上げ、『揚水表示灯』の点灯を確認して待機すること! 但し、消火栓からの吸水や中継時のように有圧水を利用する時は、その必要はありません。


◆ 新ポンプ車 操作要領はこちら

文化財防火デーに伴う消防訓練(東山固寧倉)

【目的】

先週の松原八幡神社での訓練に引き続いて、東山大歳神社および 固寧倉 でも放水訓練を実施しました。

固寧倉は凶作や水害対策で考え出された米麦の備蓄倉庫で、文化6年(1809年)に河合寸翁が創設したものだそうです。(歴史の街・播磨 参照)

現在では、姫路市の指定文化財となっており、野里、東山、中村、妻鹿、刀出の5箇所が指定されています。


【訓練開始】

白浜分署(姫消62、姫消85)との合同訓練。 大歳神社下防火水槽を水利とし、大歳神社東側スロープを上り、神社南側斜面に放水します。




分団ポンプ車から65mmホースを延長し、姫消62(水槽付きポンプ車)へジョイントし水を送ります。




姫消62から50mmホース×3本×2線を延長 ⇒ 放水しました。



先週、吸管ジョイント部の接続不良により放水が遅れましたが、今回はバッチシ(^o^)v


放水中止 ⇒ 撤収作業もスムーズに完了しました。




その後、固寧倉前にホースを延長し放水姿勢を取りました。




放水訓練修了後、鯉塚分団長から新しくなった分団ポンプ車のポンプ取り扱い要領の説明と実地訓練 が実施されました。

ポンプ使用要領については、別途特集記事にて報告する予定です。参加頂いた団員の皆さん、ご苦労様でした。m(_ _)m


2012年1月22日日曜日

文化財防火デーに伴う消防訓練(八幡神社)

【目的】

1月26日が、昭和24年に奈良法隆寺金堂壁画が焼損した日にあたり、この日を中心として文化財を火災、震災その他の災害から守るため、全国的に文化財防火運動が展開されます。(文化庁ホームページ 参照)

姫路市もこれに呼応し、各種行事を実施して、広く市民に文化財愛護思想の普及と地域ぐるみの防災意識の高揚に努めます。


【訓練開始】

糸引、白浜、八木、妻鹿の4分団は灘のけんか祭りで知られている 松原八幡神社 において、放水訓練を実施しました。

白浜小学校南に、八木、糸引、白浜、姫消62(白浜分署)、妻鹿の順に配列し、準備完了!




筒先担当者は、防火服を着用します。




いざ出場! 糸引は第1想定、水利を神社東側防火水槽にとり、ホース6本を延長し東門から入りました。順調、順調 (^o^)v






筒先を境内の東の銀杏の木のところに配置。 『放水始めっ!』 ・・・ 『放水始めっ!!』 ・・・ おやおや (・・? ・・・ 水が来ない (・・; 


 第2想定の八木分団にも先を越されてしまいました。 やっと放水!ε-(´∀`*)ホッ


終了後、神社楼門前に各分団整列し、分署、宮司、飾磨消防団長より講評を頂きました。




放水が遅れた原因は? 吸管のジョイント部の接続不良によるものと判明! (;^_^A 二度と同じトラブルを起こさないよう、各ジョイント部の確認、バルブのチェックを行いました。反省・・・ m(_ _)m




使ったホースを洗って、干すために、久しぶりに火の見櫓に上がりました。糸引の火の見櫓は梯子の掴まり棒が太いので、上がるのも降りるのも無っ茶怖い。おまけに揺れるので、足が竦みます。




火の見櫓からの東山町内です。 参加頂いた団員の皆さん、ご苦労様でした。


2012年1月8日日曜日

姫路市 消防出初式

2012年の防火、防災を誓う新春恒例の姫路市消防出初式が開催されました。出初式は、姫路市消防の人員と装備を披露し、市民の皆様への防火、防災意識の啓発と消防職員、消防団員の士気の高揚を図ることが目的です。

姫路市合計8本部72分団(姫路東20、姫路西16、飾磨14、網干6、家島町4、夢前町7、香寺町3、安富町2)が一同に集まるとホントに圧巻です!(゚д゚)!







一同整列して、部隊巡閲、挨拶、表彰、誓いの言葉等式典が続きました。普段の運動不足がたたって腰や膝が固まってしまう方が続出!




幼年消防クラブによるマーチング演奏とキャラクターによる防火啓発のショー。




そして、出初式と言えば…『梯子乗り』 (^o^) 今年は、夢前町消防団、香寺町消防団の皆さんが華麗な技を披露してくれました。


消防音楽隊によるドリル演奏に続いて、レスキュー隊による救助作業の実演が行われました。




鍛え抜かれた隊員の見事な手さばき、足さばきに感心 (@_@;) ヘリコプターも登場! 子供達は大喜び (^o^) 砂(芝生)ホコリがすごかったけど (;^_^A …



最後は一斉放水! はしご車の先端を今年の干支の『辰』に見立てた演出でフィナーレとなりました。

 

さあ、帰ろう! 車両検閲で解散 (^.^)/~~~ 




2012年が災害の少ない年になりますように…(-人-;)