2012年3月11日日曜日

3.11

あれから1年…

あらためて犠牲になられた方々に深く哀悼の意を表します… 黙祷…

岩手、宮城、福島3県で254名の消防団員が死亡・行方不明となりました。住民を避難誘導したり、水門閉鎖の作業中に津波に襲われたとのこと… 何とも胸が痛みます。

こんな記事が出てました。
総務省消防庁の検討会は5日、津波の恐れのある地震発生直後は消防団の退避を優先させ、水門閉鎖や避難誘導も最小限に留めるとする中間報告案に大筋で合意した。 9日の正式な報告の後、同庁は各市町村に対し、退避ルールを明確にした安全管理マニュアルの整備を求めていく。

とのこと…

マニュアルが出来たとして、マニュアル通りに行動する団員がどれだけいるでしょうか? 救助を求めている人を放って自分だけ避難出来るでしょうか?
報告案では、消防団員が犠牲になった具体例も提示。<寝たきりの高齢者に助けを求められ。救助中に津波にのまれた> <避難しない住民の説得にあたっていた団員4人が犠牲になった> などで、住民の防災意識を向上させることの重要性も強調している
(読売新聞 2012.03.06 朝刊)
『住民の皆さんに、いかに防災意識を高めてもらうか… これに尽きると思います。 そのために消防団に出来ることを考えないといけません。

ホームページでも 防災マップ避難場所ハザードマップなど、微力ではありますが、役立つ情報を発信していきたいと思っております。


2012年3月10日土曜日

発見!!! (゚∀゚)


こんなものを発見してしまいました (@_@;)

この動画は、荒柴博一氏が、『ふるさとの風景にとけ込んだ火の見櫓を巡るシリーズ』 ということで、兵庫県各地の火の見櫓をピックアップして紹介されているもので、糸引分団は、その182回目となります。

かなりマニアックな視点ですが、我々消防団員にとっては、うれしい特集かもしれません。

もしかしたら、荒柴氏も消防団員(だった)かもしれません。

それより、何で糸引が選ばれたんやろ…?

たぶん、火の見櫓の手すりの太さが他にはない特徴(笑) だったのでは、と推察しているのですが、どうでしょう? (#^^#) こんな手すりないでぇ~ (?o?)

興味がある方は、荒柴氏の動画チャンネルを見てみて下さい ⇒


2012年3月8日木曜日

家庭での防災対策 激増!

(読売新聞 2012.03.07 朝刊)

東日本大震災後、兵庫県民意識調査で家庭内での防災対策を行った方が飛躍的に増加(25 ⇒ 80%)したことが判ったそうです。ヽ(^o^)丿

でも、災害時の被害想定図である 『ハザードマップ』 の存在を知らない方が 34% もいるとのことで、ちょっと残念 (´・ω・`)ガッカリ…

糸引分団ホームページでもトップページで糸引校区のハザードマップを掲載しています。 まだご覧になっていない方は是非見て下さい。 毎年9月に行われる防災訓練(東山地区)で何度か紹介させて頂いているのですが、他の地区の皆さんはどうなんでしょうか?

  1. 洪水ハザードマップ(全域)
  2. 洪水ハザードマップ(市川)
  3. 洪水ハザードマップ(八家川)
  4. 内水ハザードマップ(市川下流部)
  5. 浸水への心得

イザという時に慌てないように、避難場所、避難経路の確認を実施しておいて下さい。

特に東山地区は土地が低いので、冠水してしまうと、道か河川か判らなくなってしまいます (゚∀゚) 今のうちにご確認を!

災害時の避難場所については、こちら ⇒ 

2012年3月4日日曜日

6分団合同訓練  ~春の火災予防活動~

今日は、春の火災予防活動 の一環として、林野火災を想定した六分団(妻鹿、白浜、糸引、八木、的形、大塩)の合同大訓練が御旅山で行われました。

【訓練想定】

① 第Ⅰ想定 … 播磨南西部に乾燥・強風波浪注意報が発令下の午前10時頃、御旅山白浜西公園付近で林野火災が発生し、延焼拡大中である。

② 第Ⅱ想定 … 消火活動を実施するも、海からの強風に煽られ火勢が強くなり、北の東屋方向へ延焼拡大中である。

【訓練開始】


糸引分団は第Ⅱ想定で妻鹿分団と合同で御旅山ハイキングコースの北側(妻鹿チビッコ広場)から東屋を目指します。

事前打合せでは、妻鹿分団が防火水槽を水利(吸管2本)とし、1.27MPa(13kgf/cm2)で糸引分団に送り(65mm×1本)、糸引から1.96MPa(20kgf/cm2)で送水。65mmホース×12本+分岐から50mmホース×2本で東屋付近で放水ということでした。

今回は通常の二重巻きホースではなく、白浜分署に用意してもらった特殊な巻き方(下記写真)をしたホース(65mm)を肩に掛け、いざ山登り!


この巻き方は山登りには良いかも!(*^^)v

ジョイントして肩に掛けたまま登っていけるので、ホースの捻りも少なく、次のホースのジョイント位置も声掛けしながら出来るので… (^o^)v

中腹に差し掛かると、オッサン連中は、普段の運動不足がたたって息が切れてきます。(;^_^A

若いヤツは余裕?!(@_@;)

ハイキングコースに沿ってホースを伸ばしていきます。 おやおや… ホース足りるんかぁ?(;^_^A
『ホース足りるんか?…』
『全然足りんでぇ!』
『何本や?』
『あと8本はいるでぇ』
『8本っ?!』
 

… ということで、急遽、妻鹿分団員にホース6本を追加で山登りして頂きました。 m(_ _)m …

それでも東屋まで届かないので、分岐から50mmホースを2本連結し…

東屋手前で放水! 当初は分岐から50mmホース2線放水でしたが、1線となってしまいました。水圧としてはそこそこで、御旅山の第一想定側からも放水が確認できたようです。

結局、

① 防火水槽 ⇒ 吸管2本 ⇒ 妻鹿分団
② 妻鹿分団 ⇒ 65mm×1本 ⇒ 0.98MPa(10kgf/cm2) ⇒ 糸引分団
③ 糸引分団 ⇒ 65mm×18本+50mm×2本(直列) ⇒ 2.45MPa(25kgf/cm2) ⇒ 放水 … でした。


東屋からの妻鹿町…

ホース撤収作業の団員を残し、分団長を含めた5名は、講評を聞くために御旅山神社まで山行 … しんどかったぁ …

講評では、白浜分署長より、林野火災の原因の1位は『たき火』だが、2位は、たばこの不始末ではなく、放火と思われる場合も少なくないということで、消防団員として認識しておいて欲しい旨のお話がありました。

終わったぁっ~ ああ、しんどォ … 明日筋肉痛やぁ…
 

祭りで登り慣れた道を下って … 解散です。


参加して頂いた各分団各団員の方々、ご苦労様でした m(_ _)m

※※ 反省 ※※
  • 事前打合せの想定以上のホースが必要だった。(65mmホース:12本 ⇒ 18本以上)
  • 放水中、ホースの3本目が破裂 ⇒ 交換 というトラブルが発生。(ホースの点検の不備or昇圧の問題?)
  • 緊張感がない。 


※※ 今後の展開 ※※
  • 林野火災を想定した大訓練は、他分団とのポンプ中継を習熟できる貴重な機会なので、より実践に則した訓練の方が良いのではないでしょうか。
  • せっかくの大訓練なのに緊張感がないというのが一番の問題かもしれません。
  • 各分団車庫からの訓練開始や、ホースが何本必要か判らない場所で実施するなど、実際の現場を想定したものに変更した方が良いと思うのですが、いかがでしょうか?

2012年3月2日金曜日

女性消防団員誕生


3月1日、姫路市の3消防団(姫路東、姫路西、飾磨)に女性消防団員(15名)が誕生しました。

市の合併に伴う消防団の再編後の女性団員は初めてだそうです。

全国的には女性団員も珍しくなく、消防庁は団員定員の10%まで女性の割合を増やそうとする方針を打ち出しています。

平成に入るまでは、女性の入団を認めていなかった所が多かったので、比較的新しい制度と言えます。

女性団員だからこそ出来ることがいっぱいあります。

今後は、救命講習、広報活動など多いに頑張って頂きたいと思います。