7/30(月) 東山公民館において、自治会役員、民生委員、老人会、婦人会、子ども会、消防団の各代表が集まり、自主防災組織に関する打合せが行われました。 消防団からは4名が出席しました。
近年全国的に局地的な激しい雨により、短時間で冠水する事例が頻発しています。 東山地区も昔から水害が多く、今年に入ってからも2度の冠水に見舞われています。
冒頭、自治会長の挨拶の中で、このような有事に対応するべく自主防災組織の見直しを図る旨の説明がありました。 どうも姫路市からの要請もあるようです。
各団体からいろいろな意見が出されました。
人の問題、個人情報の問題、災害弱者の問題、冠水による八方塞がりの問題、安否確認の仕方、避難所へ避難するのか垂直避難か、避難訓練のあり方 ・・・ などなど、一筋縄では行きません。
防災組織を見直すことは大事なことですが、単に責任者や運営要領、マニュアルを決めただけ、形だけの自主防災組織にならないように、いざというときに機能するような具体的なやり方や方法論を消防団としても考えていきたいと思います。
また、普段から各個人に防災意識を持ってもらうような取り組みについても、再考する必要があると考えます。
2012年8月8日水曜日
2012年7月16日月曜日
水防訓練
飾磨消防署主催の水防訓練が飾磨工業高校のプールで開催されました。飾磨消防団所属の14分団約50名が参加しました。
従来の水防訓練と言えば、土のう作りや土のうの各種積み上げ工法の実施でしたが、今回は水難事故に備えた訓練でした。
初めに、消防職員の方から水難事故の実態についての話がありました。
毎年全国で約1000人が水難事故で命を失い、そのうち約8割が着衣のまま亡くなられているそうです。
こういった現実から、着衣状態での泳ぎ方よりも、いかに体力を消耗せず浮いた状態で救助を待ち続けられるかといったことの方が重要になるそうで、そういった訓練がメインでした。
準備体操のあと早速訓練に入ります。
まずは、ライフジャケットを装着して入水。ウレタン素材が入っているため余程装着が不完全でない限り、体は浮きます。
その場合も、仰向け状態で、流れている方向に足を向けるよう注意がありました。こうすることで呼吸が確保されやすく障害物にぶつかることも少なくなります。
台風やゲリラ豪雨で出動する場合、消防団員の格好はカッパに長靴ですが、この格好で流された場合を想定しての確認。
最初はカッパに含まれる空気が浮力を生んでくれますが、やはりライフジャケットを装着した方が断然有利であることは言うまでもありません。
次に二人一組でバディを組んで、ライフジャケット無しで、万歳仰向け状態で浮いていられるかを確認しました。
まずは、靴(スニーカー)を脱いで入水し、体の浮き具合を確認。 これがなかなか浮いていられません。
今度は靴を履いて入水。 靴は履いていた方が浮きやすいことを確認。 靴底がウレタン素材のものは水に浮きやすいためそれだけで浮力となります。また、助けを呼ぶために大声を出してしまうと、肺の空気が出てしまい、浮力が下がるので×!
でもパニック状態では、冷静に浮いていられるか自信がない方がほとんどだと思います。
そこで、ペットボトルの出番です。2㍑のペットボトルを胸に抱えたり、枕にするなどして浮き具合を確認。 これが中々イイ感じで浮いていられます。 2個だともっと安定します。
個人的には枕にして両腕でペットボトルを固定するやり方が一番やりやすかったです。(腰を浮かせるともっと楽!) 5分間浮いてました。(^o^)v
溺れた人を助けるためにペットボトルを投げ入れる訓練も実施しました。説明はなかったですが、ペットボトルに少し水を入れた方が、投げ込む時に遠くまでコントロールできるそうです。釣り道具があればもっとイイかも (*^^)v
最後は参加者全員が入水し、プールの端っこを反時計回りに走って巨大な渦巻きを発生させ、その渦巻きの中を仰向け万歳で浮く練習を行い終了となりました。
姫路市では各分団に40個ライフジャケットが支給されるそうで、台風や大雨で冠水や河川の増水が多い糸引分団にとっては、使用頻度が多くなりそうです。
また、要救助者に遭遇することもあるかもしれないので、ライフジャケット装着はもちろん、各自ペットボトルも携帯して活動しようということになりました。
今回の水防訓練は非常に有意義な訓練になりました。参加出来なかった他の団員にも伝えて、実践で使えるようにしたいと思います。
近年、消防でも着衣状態での水難訓練の指導が注目されているらしいのですが、指導者の不足や、着衣状態で、靴を履いたままでプールを使用する等の衛生上の問題から、なかなか普及が進んでいないのが現状だそうです。 今回プール施設を提供して頂いた飾磨工業高校学校関係者の皆様、指導して頂いた消防職員の皆様に感謝致します。m(_ _)m
初めに、消防職員の方から水難事故の実態についての話がありました。
毎年全国で約1000人が水難事故で命を失い、そのうち約8割が着衣のまま亡くなられているそうです。
こういった現実から、着衣状態での泳ぎ方よりも、いかに体力を消耗せず浮いた状態で救助を待ち続けられるかといったことの方が重要になるそうで、そういった訓練がメインでした。
準備体操のあと早速訓練に入ります。
その場合も、仰向け状態で、流れている方向に足を向けるよう注意がありました。こうすることで呼吸が確保されやすく障害物にぶつかることも少なくなります。
まずは、靴(スニーカー)を脱いで入水し、体の浮き具合を確認。 これがなかなか浮いていられません。
今度は靴を履いて入水。 靴は履いていた方が浮きやすいことを確認。 靴底がウレタン素材のものは水に浮きやすいためそれだけで浮力となります。また、助けを呼ぶために大声を出してしまうと、肺の空気が出てしまい、浮力が下がるので×!
でもパニック状態では、冷静に浮いていられるか自信がない方がほとんどだと思います。
そこで、ペットボトルの出番です。2㍑のペットボトルを胸に抱えたり、枕にするなどして浮き具合を確認。 これが中々イイ感じで浮いていられます。 2個だともっと安定します。
溺れた人を助けるためにペットボトルを投げ入れる訓練も実施しました。説明はなかったですが、ペットボトルに少し水を入れた方が、投げ込む時に遠くまでコントロールできるそうです。釣り道具があればもっとイイかも (*^^)v
姫路市では各分団に40個ライフジャケットが支給されるそうで、台風や大雨で冠水や河川の増水が多い糸引分団にとっては、使用頻度が多くなりそうです。
また、要救助者に遭遇することもあるかもしれないので、ライフジャケット装着はもちろん、各自ペットボトルも携帯して活動しようということになりました。
今回の水防訓練は非常に有意義な訓練になりました。参加出来なかった他の団員にも伝えて、実践で使えるようにしたいと思います。
近年、消防でも着衣状態での水難訓練の指導が注目されているらしいのですが、指導者の不足や、着衣状態で、靴を履いたままでプールを使用する等の衛生上の問題から、なかなか普及が進んでいないのが現状だそうです。 今回プール施設を提供して頂いた飾磨工業高校学校関係者の皆様、指導して頂いた消防職員の皆様に感謝致します。m(_ _)m
ラベル:
訓練
2012年7月15日日曜日
糸引分団から情報提供のお願い m(_ _)m
~ 糸引校区防災マップ作成にあたって ~
糸引校区住民の皆様には平素から消防、防災活動にご理解、ご協力を賜り誠にありがとうございます。
さて、今回は皆様方に是非ご協力して頂きたいことがありまして、ご連絡致しました。
去る7月3日、大雨洪水警報発令時のことを思い出して下さい。 その日は、朝7:41 に大雨洪水警報が発令されました。
しかし、その時点で既に登校を開始していた児童、生徒も多く、学校に着いてから、糸引小学校では地区担当の先生方との集団下校、白浜小学校では引渡しが行われたそうです。
幸い天気も回復し何事もありませんでしたが、下校の途中で道路が冠水したり、がけ崩れが発生するとも限りません。 普段の通り慣れた通学路もその姿を一変する危険もあります。
既に、当ホームページでも 「防災(消火栓)マップ」 を公開しているのですが、どちらかと言うと消防団員を対象としたマップとなっており、校区住民を対象とした本来の「防災マップ」にはなっておりません。
また、兵庫県が発行している ハザードマップ も、大まかな危険情報は判るものの、実際に役立つものになっているかは疑問です。
そこで、当ホームページをご覧になっている糸引校区住民の皆様を対象に、通学路だけでなく、身の回りの危険箇所や危険情報、防災に関するお役立ち情報などを教えて頂きたいのです。
例えば、
- 冠水すると溝か道が判らなくなる場所
- ガードレール(柵)がない場所
- 土砂崩れ・がけ崩れが起きそうな場所
- 危険なブロックがある場所
- ため池
- 柵が壊れている場所
- 子供達が危ない目にあった場所
- 死角
- AED設置施設(事業所)
- 断水時に使わせて頂ける井戸
- その他
皆様からの情報をもとに、より判りやすく有意義な 「糸引校区防災マップ」 を作成致します。このマップを見ることで、子供達にもどんな危険が地域に潜んでいるのか考える良い機会になればと思います。
「あそこ危ないなあ…」、「前から気になってたんや…」 ということがある方は、是非 こちらから↓ 情報提供をお願い致します。
子供達にも判りやいものにしたいので、出来れば写真も一緒に投稿して頂くと有り難いです。 もちろん内容と位置情報だけでも構いません。 尚、添付ファイル(画像)は、2Mバイト以下 となっていますのでご注意願います。
添付ファイル(画像)の縮小方法が判らない方は、こちらのサイト をご利用下さい。
ある程度情報が集まりましたら、当ホームページ上で随時公開致しますので、是非、ご賛同、ご協力頂きますようよろしくお願い申し上げます。m(_ _)m
子供達にも判りやいものにしたいので、出来れば写真も一緒に投稿して頂くと有り難いです。 もちろん内容と位置情報だけでも構いません。 尚、添付ファイル(画像)は、2Mバイト以下 となっていますのでご注意願います。
添付ファイル(画像)の縮小方法が判らない方は、こちらのサイト をご利用下さい。
ある程度情報が集まりましたら、当ホームページ上で随時公開致しますので、是非、ご賛同、ご協力頂きますようよろしくお願い申し上げます。m(_ _)m
2012年7月7日土曜日
冠水 ~東山~
今年2度目の冠水となってしまいました。(;´д`)トホホ…
今回は大雨・洪水警報が発令されていましたが、台風ではなかったので、我々団員も一般の方も油断していました。 朝起きてビックリ(*_*; した方も多かったと思います。
![]() |
午前3:00 の姫路近辺の雨雲の様子 (リアルタイム気象雨雲レーダー) |
東山では、深い所は膝辺りまで冠水し、床下浸水になったところもありました。 兼田では土砂崩れがありましたが大事には至りませんでした。ε-(´∀`*)ホッ
他地区では、白浜や妻鹿など市内14ヶ所でがけ崩れが発生し、山陽電車も飾磨-大塩間で一時運転を見合わせていたそうです。
以下、5:00 ~ 6:00 頃の冠水の様子です。
以下、5:00 ~ 6:00 頃の冠水の様子です。
左側は1m程の溝なんですが、全く判りません。
ちびっ子公園もこの通り。
ここで膝下くらいまでの冠水です。
溝か道か判りません。
八家川
ポールより左が道、右が溝です。知らない人は流されます。
この辺りがいつも最後まで残ってしまいます。

こちらもポールより右が溝、左が道です。ここで膝辺りまでの冠水でした。
交番も浸水(床下?)してしまいました。
明田
田んぼや大池の浮き草が流れ込んで、大変な状況に…! この後の掃除が大変です。
お疲れ様でした… m(_ _)m
それにしても、どうにかならないもんですかねぇ… (;^_^A
既に発行されているハザードマップは、「概ね100年に1回程度起こる大雨が降ったことにより氾濫した場合」を想定しているそうですが、こと東山に関しては、ここ数年、毎年のようにこんな状況です。
既に発行されているハザードマップは、「概ね100年に1回程度起こる大雨が降ったことにより氾濫した場合」を想定しているそうですが、こと東山に関しては、ここ数年、毎年のようにこんな状況です。
自治会役員さんが、市や県に対して陳情されているのですが、現実は遅々として進んでおりません …。゚(゚´Д`゚)゚。
2012年6月30日土曜日
糸引校区の風水害対策情報③ ~土砂災害~
『地域の風水害対策情報』 の糸引校区版。
第3回目は 『土砂災害』 です。
糸引校区は北に仁寿山、小富士山(麻生山)を眺め、東西も小高い山に囲まれた地域となっており、下記ハザードマップでも判るように、土砂災害の危険も指摘されています。
( ■ 土砂災害警戒区域 ― 山腹崩壊危険区域 ➔ 土石流危険渓流 )
◆ 奥山地区
◆ 東山地区
気を付けないといけないのは、土砂災害は大雨とセットだということです。 上記マップでは危険箇所を判りやすくするため浸水想定区域を除外していますが、実際は下記↓のような想定となります。
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