2012年9月8日土曜日

ショックというか・・・ あぁ やっぱり (-_-;)

先日の防災訓練で自治会の役員さんからショッキングな資料の提供がありました。


この地図は、東日本大震災で想定外とも言われる津波災害が発生したことを踏まえ、万一大規模な津波が発生した場合でも的確かつ迅速な避難行動が可能となるよう、日頃から県民の防災意識の向上を図るとともに、対策を事前に準備するために作成されたものです。(2012年3月以降?)


この地図では、現行の地域防災計画で想定している津波高を、暫定的に2倍程度とし、次の3つの区域を表示しています。

<津波浸水想定区域図(暫定)>
紫色で示した区域 ⇒ 防潮門扉が 全て閉まった状態に浸水が想定される区域 を氾濫計算により示した。 
水色紫色で示した区域 ⇒ 防潮門扉が 全て閉められなかった場合に浸水が想定される区域 を氾濫計算により示した。 
<津波被害警戒区域図(暫定)>
青線で示した区域 ⇒ 津波高と同じ標高の等高線

もう少し拡大して、目印を付けてみました。


( ゚Д゚)ヒョエー

東山川東地区柿東地区八家川沿岸部、四郷の明田地区八木地区、白浜の宇佐崎地区、については、八家川の防潮門扉が全て閉まった状態でも浸水被害が想定されています。

飾磨地区や網干地区でも浸水被害が想定されています(水色部)が、防潮門扉が閉められなかった場合なので、実質の浸水被害を被るのは、姫路市の中でも 東山 地区を含む八家川沿岸部のみということになります。

過去の大雨や台風による冠水被害を経験してきているので、ある程度の覚悟はしていましたが、具体的に資料を示されると、「あぁ、やっぱり・・・」という感想しか出てきません。。゚(゚´Д`゚)゚。

実際にどの程度浸水するのか判らないので何とも言えないですが、最悪 3m超の津波 では1階が水没ということになり、押し流される家屋もあるということを考えておかないといけないです。

現在八家川下流(木場地区)に建設されている新防潮水門の早期完成を願うばかりですが、ここまで具体的な被害想定が出ているのに、当の町民の多くがこのことを知らないというのはどうなんでしょう?(-_-) (消防団員も初めて見ました)

不安を煽るということではなく、自分達の住んでいる地域の危険を知ることが「防災の基本」です。

この資料を事前に各家庭に回覧しておけば、もっと関心をもって頂けたのに・・・ 残念です。(´・ω・`)ガッカリ… 


2012年9月2日日曜日

糸引校区 防災訓練 (東山支部)

9月2日(日)糸引校区自主防災会主催の防災訓練が各支部毎に実施されました。

東山支部では、南海トラフ巨大地震による津波を想定した避難訓練ということで、午前9:00のサイレンを合図に避難場所として設定した糸引小学校、海久寺、大歳神社(明神山)に避難して頂きました。(以下、糸引小学校の様子です)


防災訓練初の避難訓練ということで、今回は各個人の避難にかかる時間の把握が目的だったのですが、一番遅い方でも 20分という結果でした。

それと、「サイレンが聞こえない」とのご意見がありました。 この点については、自主防災会で改善項目として検討して頂きます。

尚、当日の調査票の結果も自主防災会で取りまとめて、報告して頂けるようです。


姫路市の実際の地震では、津波到達の前に建物の倒壊や火災の発生が予測されますので、今回の訓練のような避難という訳にはいかないと思います

また、避難したくても出来ない「災害弱者」と呼ばれる方達の避難をどうするのか、そのための「共助」の体制をどう整えるのか、課題は山積みです。

次回の訓練では、もっと具体的に、より実践に近いものになるよう、自主防災会の中で検討していきます。 

暑い中参加して頂いた皆さん、ありがとうございました。m(_ _)m


姫路市 防災訓練

姫路市防災訓練が実施され糸引分団も参加しました。

◆ 日時 : 平成24年9月1日(土)10時00分~11時45分

◆ 実施場所 : 姫路市大塩町2042-2 近大姫路大学グラウンド

◆ 訓練テーマ
  • 総合防災訓練テーマ 「大規模災害における初動対応能力の向上」
  • 国民保護訓練テーマ 「国民保護措置の円滑な推進と意識の高揚」

◆ 参加機関 : 60機関 1,500人、ヘリコプター2機、車両60台
  1. 国・県・市防災関係機関、医療関係機関、協定関係・ライフライン関係事業所等 
  2. 地区連合自主防災会6地区(妻鹿、白浜、八木、糸引、的形、大塩)

◆ 訓練想定
  1. 総合防災訓練 : 東南海・南海地震による震度6強の揺れを観測。瀬戸内海沿岸に津波警報が発令された。
  2. 国民保護訓練 : 化学剤散布テロ事案が発生

◆ 訓練内容
  1. 総合防災訓練 : 交通規制訓練/災害対策本部設置訓練/被害状況調査訓練…等
  2. 国民保護訓練 : 化学剤テロ対応訓練/緊急対処事態対策本部等設置訓練





















訓練に参加された皆さん、暑い中ご苦労様でした。m(_ _)m


2012年8月28日火曜日

姫路市防災訓練 予行演習

9月1日(土)の「防災の日」に行われる姫路市総合防災訓練の 予行演習 に行って来ました。

今年は大塩町の「近大姫路大学グラウンド」で、東南海・南海地震の発生を想定し、消防・警察・自衛隊等による連携訓練や、自主防災会による炊き出し、応急救護訓練など地域の「自助力・共助力」を強化する実践的な訓練が行われます。

参加機関は、近隣の地区連合自主防災会6地区(妻鹿、白浜、八木、糸引、的形、大塩)をはじめ、60機関 1,500人、ヘリコプター2機、車両60台が予定されています。

糸引分団を含む飾磨消防団の6分団は、訓練の最後でポンプ車からの放水を担当します。


【本番の要領】 (各分団、分団長を含む4名で操作します。 吸管補助員は大塩分団員が担当

① まず指定位置にポンプ車を部署させます。下車時に「PTOスイッチ」を「ON」させること!


② 捜査開始で機関員は吸管補助員(大塩分団員)と吸管を伸ばし、水槽に付け、吸水操作を行います。


③ 残りの2名でドレンジャーを運び、指定位置にセット。(下の写真は1人で運んでいますが、本番は2人で運びます。)


④ その後、直ちに分岐金具と65mmホースをポンプ車に取りに帰り、1人は分岐金具をドレンジャーにセット、もう一人はホースを展張してポンプ車と分岐金具にジョイントします。 この時、分岐金具のレバーが「閉」になっているか確認!


⑤ 分岐金具担当は機関員に「放水開始」を合図。 水が来た時点で小隊長(分団長)に「準備完了」の合図を行う。 ホース運搬者はドレンジャー後方で待機。 


⑥ 小隊長(分団長)の「放水開始」の合図で分岐金具の方向を開け、放水開始。


⑦ ホース運搬員は、「第一線放水開始」の合図で、ポンプ車にとって返し、筒先を背負い、50mmホースを展張してポンプ車にジョイント。 前方ドレンジャー右側に位置し、筒先をジョイント後、機関員に「放水開始」を合図。 この時、筒先バルブが「閉」になっていることを確認すること!


⑧ 小隊長(分団長)の「第二線放水始め」の合図で、放水開始。 この時の姿勢は直立で、80°前方放水(ほぼ直上放水)。



⑨ 「放水止め」の合図で、分岐金具、筒先を閉じ、整列します。 撤収はしません!


以上です。 本番に参加される分団員の皆さん、ビショビショになってしまうと思いますが、頑張って下さい!(*^^)v


2012年8月12日日曜日

すっごい操法! (@_@;)

すごい操法の映像を見つけましたので紹介します。

第31回長崎県消防操法大会の優勝チーム、壱岐市消防団の演技です。


長崎県は坂が多いので、二重巻きホースではなく、島田折り という巻き方が一般的なんだそうで、操法大会もこの巻き方で実施されていました。

第一線:45.85秒(基準:55秒)、第二線:56.08秒(基準:65秒)。 

無茶苦茶速いです!( ゚Д゚)ヒョエー。 しかも一直線!(^O^)/  二重巻きホースでは考えられません。

ホースを結合しながら陸場のリレーのバトンを渡すかのように走っています。

すごいっ !! (*_*;

 この『島田折り』ホースについては、また記事にしたいと思います。