2014年9月20日土曜日

兼田自主防災会 防災訓練 2014

兼田支部では、AEDを使用した救命救急訓練が実施されました。

AEDとは、自動体外式除細動器(Automated External Defibrillator;AED)のことで、心室細動を起こした人に電気ショックを与えて、心臓が正常なリズムを取り戻すための医療機器です。

心室細動を起こした心臓は、ポンプとしての機能を失い、脳や体に血液を送ることが出来なくなってしまいます。そのため脳や体内に酸素が供給されなくなり、やがては心臓が完全に停止して死に至ります。

心室細動を起こした場合、唯一の治療方法が電気ショックを与え、心臓のリズムを正常に戻すことです。処置が1分遅れるごとに、10%ずつ救命率が低下すると言われており出来るだけ早く電気ショックを行うことで救命率も、その後の社会復帰率も向上します。

AEDは、機種によって操作に多少の違いはありますが、初めての人でも簡単に使用出来るよう、下のビデオ(↓)でも判るように、音声が使い方を教えてくれます。電極パッドを貼る部位も、パッケージに示されています。

重要なのは、AEDには「診断機能」が付いているということです。心室細動以外の不整脈や心停止、あるいは呼吸や意識がある場合など、電気ショックが必要のない場合にはボタンを押しても電気は流れません

呼吸が無い場合はもちろん、様子がおかしい場合、よく判らない状態であっても躊躇せず使用して下さい。



◆ 糸引校区周辺のAED設置箇所は下記の通りです。今回訓練を実施した兼田地区には、残念ながら現在のところ1台も設置されておりません。 現在のところ日本工科大学校にのみ設置されています。(設置箇所がお分かりの方は、こちらのページを参照しご連絡下さい ⇒



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