◆ 第一想定 … AM9:30頃、仁寿山中腹の登山道付近から出火し、上方へ延焼拡大中。
- 糸引分団:西池に水利部署(ダブル吸管) ⇨ 八木分団へ65mm水管2線各1本延長 ⇨ 中継送水。
- 八木分団:糸引分団前方に部署 ⇨ 直列高圧送水体形をとり、白浜分団へ65mm水管1線10本延長 ⇨ 中継送水。
- 白浜分団:八木分団から中継送水を受け50mm水管2線各1本延長 ⇨ 仁寿山中腹への延焼阻止。
- 白浜分団:妻鹿分団へ65mm水管1線1本延長 ⇨ 直列中継送水体形をとる。
- 妻鹿分団:白浜分団前方に部署 ⇨ 直列中継送水体形をとり、的形分団へ65mm水管1線10本延長 ⇨ 中継送水。
- 的形分団:妻鹿分団から中継送水を受け、大塩分団へ65mm水管1線10本延長 ⇨ 中継送水。
- 大塩分団:仁寿山山頂付近に部署 ⇨ 的形分団からの中継送水を受け、50mm水管2線各1本延長 ⇨ 延焼阻止。
林野火災に限らず水利から火点まで距離がある場合、2台以上のポンプ車による中継送水が必要になります。
実際は展張ホース本数、高低差… etc.を考慮し、臨機応変に圧力調整行わないと消火に必要な放水量を確保出来ません。また、前後車両機関員との連携は特に重要となりますので、どの分団もベテラン団員にお任せしているのが実情ではないでしょうか。
実際の火災現場ではどの部署になるか判らないので、訓練によって大まかな内容(ポンプ圧、連成計圧、ホース本数、高低差… etc.)を知ることは有意義なことだと考えます。
しかしながら、これまでの訓練は、まさに「やりっぱなし」、計画通りに実施出来たのか、各ポンプ車の圧力設定はどうだったのか、反省点は無かったのか… etc.全く報告がありませんでした。
今回は訓練の最後に白浜分署より各分団の圧力設定について、理論値と実測値の報告があり、ほぼ計画通りに実施出来た旨の報告がありました。
次回は今回の訓練の第二想定を例にして、各分団ポンプ車の理論圧力について、詳しく説明したいと思います。
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