文化財防火デーでの放水訓練の後、昨年新しくなったポンプ車の操作について、講習が行われました。
新ポンプ車は、㈱モリタ 製で、『e-モニタ』 というポンプ操作装置が搭載されています。 e-モニタは、自動揚水装置とチェックモニタ装置で構成されており、消火活動をより簡単、迅速、確実にするための機能が装備されています。
しかし、旧ポンプ車に比べ、若干癖があるため、今回の講習となりました。
※ 無圧水利(防火水槽、池・川などの自然水)を利用する場合
1) 上記ビデオで、揚水時にスロットルダイアルを回していますが、ダイアルは回さなくても揚水できます。
2) 揚水後の連成計の圧が - 0.03MPa となっていることから、ポンプ吸込口から吸管の先端までの高低差が約 3m ということになります。
3) 揚水完了後、待機する場合、『揚水表示灯』(クルクルまわっている中の表示灯)が消灯のまま(アイドリング状態)で待機していると、吸管との高低差がある場合、ポンプの圧が足りず落水してしまうそうです。
4) 『揚水表示灯』を点灯させるにはスロットルダイアルを 0.15MPa まで上げる必要があります。
5) 防火水槽などの自然水を揚水する時は、揚水完了後、スロットルダイアルを 0.15MPa まで上げ、『揚水表示灯』の点灯を確認して待機すること! 但し、消火栓からの吸水や中継時のように有圧水を利用する時は、その必要はありません。
◆ 新ポンプ車 操作要領はこちら